2007-08-11

Kandil と Cagri


2007.08.11 PM3:30

 タイトルは「カンディルとチャウル」と読みます。

 そうそうそうそう書くのを忘れていました。昨日の夜はKandil/カンディルと呼ばれる日でした。寮のお掃除とかをしてくれるTemizlikci/テミズリックチのノリエ・ハヌムと、寮の女の子がひとしきり話したあと「ムバレッキ・オルスン!」と言っていたので、「なあに、それは?」と尋ねると「あぁ、きょうはトルコでKandil gunu/カンディル・ギュヌなの。きょうはMirac/ミラチ(昇天)ね。このほかにもBerat/ベラットとか、いろいろあるのよ。何だったっけ・・・、ノリエ・アブラー(ノリエ姉さん)、Kandilには他に何があったっけー?」と聞きながら教えてくれました。

 その後、じぶんでも調べてみたら1年のうちに5回、聖なる5夜と言われるKandilがあることが分かりました。イスラムは太陰暦なので、毎年この日も変わるのですが、今年は
 3月30日の夜〜31日の朝がMevlid Kandili
 メヴリド・カンディリ(予言者ムハンマドの誕生日)
 7月19日の夜〜20日の朝がRegaib Kandili
 レガイブ・カンディリ(予言者の母が妊娠した日)
 8月10日夜〜11日の朝がMirac Kandili
 ミラチ・カンディリ(ムハンマドが昇天した日)
 8月27日の夜〜29日の朝がBerat Kandili
 ベラット・カンディリ(免罪の日)
 10月8日の夜〜9日の朝がKadir Gecesi
 カディル・ゲジェシ(予言者により最初にコーランが読まれた日。
 ラマザンが始まって27日目の夜)
になるのだそうです。で、「Mubarek olsun/ムバレッキ・オルスン」と言ってお互いを祝いあいます(ムバレッキ・オルスンは「神聖でありますように」というような意味なので、聖なる夜に神聖でいることができますように、信心深くいられますように、ということなのでしょう。

 そして、そのKandilの晩23:50分からKanal D(Dチャンネル)で放送されたのが「Cagri/英題The message」というムハンマドの生涯を描いた映画。トルコではこの時期になると必ず放送されているそうです。これ、日本でもDVDが出ていますが、調べたら希少なのかAmazon.co.jpで中古で19800円でした(高ーいっ)。ちなみにムハンマドの生涯を描いていますが、ムハンマドも容姿を描写することができないため作中は声のみ、という出演です。でもぉ〜喋っているトルコ語も理解できないし、30分くらいでギブアップして寝ました。帰国後DVDが見つかったら見てみようと思います。

 ※写真はカードサイトから拝借しました。

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