2007-09-25

トメルでの小さな出会い



2007.09.25 PM9:30

 きょうトメルに行ったら、教室に見知らぬ男子学生が3人、わたしの席に(……って決まってるわけじゃないんだけど)座ってました。ふぇ?と思って、ちょっとオロオロしたら「トルコ語、話せる?」と聞かれたので「少し。。。あのー、いつもこの教室はわたしたちが使っているんだけど……」。彼らは「でも、ここ3番教室だよね? ここって言われたんだ」と言って動く気配なし。「誰がそう言ったの?」「うーん、名前は知らない。ちょっと太った女の人」と言うので、仕方なくトルコ語担当部署へ。「あのー、◎◎先生の生徒なんですが、3番教室に知らない学生がいて、そこが彼らの教室だと言ってるんです。教室、変わりました?」と聞くと、「いやいや変わってないわよ、彼らが間違っているのよ」とのこと。

 まっ、いっか……と再び教室に戻り、男子学生たちと話してみると、コソボから来たと言います。
 ご存知の通り、コソボと言えばコソボ紛争の際のNATO空爆も記憶に新しいところ。あのとき、Jリーグでプレーしていたストイコヴィッチがゴールしたあと「NATO Stop Strikes(NATOは空爆を中止せよ)」と書いたアンダーシャツを見せたシーンは、いまだに鮮明に覚えています(対戦相手を思い出せないのだけど)。加えて、木村元彦著の『誇り ドラガン・ストイコヴィッチの軌跡』だったか、『悪者見参 ユーゴスラビアサッカー戦記』だったか忘れたましたが、当時サッカー・ユーゴスラヴィア代表がユーロから追放されたときの涙なくしては読めない話なんかも頭のなかを巡り、コソボっていまどうなんだろう?と聞いてみたかったりもしたのですが、初対面でいきなりそんな話もできず、世間話で終わってしまいました。でも、彼らはいたってフツーの若者。「コソボって、確かトルコ人も住んでいたよね?」と聞くと、「そうそう、ボクはテレビでトルコ語放送とかも見てるから、多少は話せるんだ」と言ってました(実際、わたしが話すトルコ語も理解していた)。ほかの2人は「メルハバ/こんにちは」と「ナスルスン/ご機嫌いかが? 英語のHow are you?」だけ。うち1人は英語が少し喋れました。
 あとトメル初級に入るのか、中級に入るのかを聞いたのだけど、いまひとつ理解してくれなかったので「トメルの本はもう買った?」と聞いてみました(使う本で、レベルが分かると思ったから)。すると「えっ! 本を買わなくちゃいけないの? いくらするの?」「授業で使う本と練習帳、それとカセット2つで40TRYだったかな」「うぇー高ーいっ」と嘆く学生たち。その後も、なんとかコミュニケーションをとっていたらトメルの先生が来て別の教室に連れて行かれてしまいました。んー、残念。もうちょっと話をしてみたかったのだけど(頭でしか知らない国の人たちと出会えるのもトメルの面白さですから)。せめて彼らがアルバニア系なのか、セルビア系なのか、それともトルコ系なのか知りたかったし。・・・残念。

 さて、きょうは授業で読解と聞き取りの模擬テストがありました。読解が18点。聞き取りが17点。25点満点で15点が合格ラインなので決して良くはありません(ちょっと焦ってます)。でも、こればっかりはグラマーだけの問題じゃないので仕方ない。自分なりに勉強して、あとは運を天にまかせます。

 ※写真は、そのテスト用紙。結構イジワルなひっかけ問題もあったりします。もう1枚は昨晩つくってみたSemizotuのサラダ。友だちが作っていたのを見よう見まねでトライしてみました。味は、、、いまひとつ。何かが足りない感じ。見た目はまぁまぁと思うのですが(いかがでしょう?)。

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