2009-07-26

Düğün / 結婚式

2009.08.26

 木曜日の夜(赤ちゃんが産まれた日の夜)、ジーハンのお父さん、お母さんと3人で結婚式に参列してきました。
 初孫が産まれた日に結婚式? とも思いましたが、実際エミネと赤ちゃんは病院でお泊まり。家族とは言え、病院には泊まれないし、面会時間も昼の1時半〜3時に限られているので結婚式に行かなくとも家で座っているだけだしってことで。

 結婚式は、Gazi Orduevi / ガージ・オルドゥエヴィという、将校クラブのようなところで行なわれました。トルコ軍の敷地内にあるクラブで8月30日の戦勝記念日には、毎年ここでセレプションが行なわれているとか。式場は4年前に誕生したそうです。軍敷地内ということもあり、敷地に入るところでトルコ軍兵士による厳重チェック。車のトランクも調べてました(携帯電話も電波が届かないようになっていた。式途中で病院のエミネに何度か電話を試みたけど、繋がらなくて。そのとき初めて電波も届かないようになっていることに気づいた)。

 結婚式は、どちらかというと今風のトルコの結婚式。
 式開始は8時だったのだけど、三々五々集まって来た参列客は、既にテーブルに用意されたサラダとメゼを、それぞれ好きなように食べ始め、「さぁ、いまから結婚式の始まりです」といった感じはまったくなし。司会者とかもいないし。
 時計を見ていないので、何時かはハッキリしないけど、おそらく8時過ぎに新郎新婦が登場。まずは、みんなの前でダンスを披露し、同時に式場に設置されたスクリーンには彼らのフォトグラフィーが映し出されていました。

 その後、新郎新婦は一度席に着くのですが、招待客はそれぞれ食事を続けて……。そのあいだライブで音楽と歌が続いていました。少しすると新郎新婦がすべてのテーブルを廻り、招待役に挨拶。このとき、女性の招待客は身につけていた金のブレスレットを新婦の腕に付けてあげたり、用意して来た金のメダルをウェディングドレスの胸のところに付けたり……。これが、いわゆるお祝い(ご祝儀)みたいなもんです。食事付きの結婚式であるにも関わらず(食事なしの、簡単な立食の軽食と飲み物だけとかの場合もある)、日本のように受付でご祝儀を渡す、なんてことはありません。金のブレスレット自体、結構高価なものなので、これがその代わりと言えるでしょうか。

 折しも、トルコでは閉じられた空間での喫煙が禁止されたため、式場内はもちろん禁煙。しかーし、男性も女性も喫煙率の高いトルコ。みんな食事の途中で抜け出しては外でタバコ休憩をとっていました(新婦のお母さんも何度か出て来てた)。

 その後、ダンス音楽がはじまり、何人かはフロアに出てダンス。わたしはもちろんダンスなんてできないのだけど、ジーハンのお父さんが「これも経験」とばかりにフロアに誘ってくれ、少しだけお父さんのリードでダンスしました。その後、トルコの結婚式でよく見られる“みんなでダンス”状態が始まりましたが、それほど大勢の人がこれに参加している、ということもなく、30人ほどが30分ほど踊っていただけ。招待客自体は150人から200人近くいたと思うのだけど。
 このあいだも、ずーっと各テーブルには食事がサーブされていました。

 そうこうしているうちに式終了の合図のように会場が明るくなり、招待客は新郎新婦やそのご両親に挨拶をして帰って行きました。また、式のなかではプロのカメラマンがあちこちで写真を撮っていたのだけど、これはあとで入り口付近で売られていました(よく団体ツアー旅行なんかで行なわれる、カメラマンが撮った写真を30分〜1時間ほどのあいだに大きめの写真にして、フレームに入れて売るという手法)。てっきり新郎新婦の思い出用と思い込んでいたので、ちょっとビックリしました。

 ひとくちにトルコの結婚式、と言ってもいろいろあるんだなぁーと実感。こちらのは現代的というか、欧米的なのかもしれません(といって、欧米の結婚式なんて映画でしか見たことないけど)。わたしは、てっきりみんなが踊りだして、すごいことになるんじゃないかと思っていたのだけど。でも、またひとつ良い経験をさせてもらいました。

5 comments:

  1. 場所が違えば、しきたりもいろいろですね。
    トルコ国内でもちがうのに、日本と比べれば全然違いますね。
    まぁこればっかりは標準なんてもの必要ないですからね(笑)
    初孫に結婚におめでた続きで良いじゃないですか〜

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  2. おめでたいこと続きで忙しいですね。
    私もトルコの結婚式に正式に行ったことはなくて、知り合いの知り合いの式だから「一緒においで」と、むさ苦しい姿でお邪魔したことがあるだけなんですが・・・日本みたいな堅苦しさって全然ないですよね。誰でもお祝に来てくれるならどうぞって感じ。

    ところで↓の生まれたてのボク、しっかりした顔つきですね~。なるほど「カーン」の貫禄十分!

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  3. ontwerpさん
    こんにちは〜♪
    このおめでた続きにあやかって、わたしもいまのクラスの最後にある試験に、なんとかパスしたいと思っているけど、、、。
    でも、自分のまわりで良いことが起こっているときって、本当にポジティブなエネルギーをもらっているようで、こっちまで幸せ気分です。

    アイシェさん
    そうなんです。お世話になっているジーハンのお母さんのお友達の娘さんの結婚式……というわけで、まったく知らない人の結婚式。新郎新婦が参列者全員に挨拶に廻っているとき、わたしにももちろん挨拶があるのですが、初めて見る、しかも外国人にどう挨拶していいか困っただろうな、と思います・笑。

    はい、カーンくん。
    生まれたてなのに、結構しっかりした顔つきです。
    ちょーカワイイです♪
    ジーハンが、わたしをテイゼと呼んだけど、「アブラ・オルスン」と言ったら「オルル・ム・ボイレ・サチマ」と言われてしまいました・笑。

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  4. 再びおじゃま。

    吹き出しましたーっ!可笑しすぎ!
    yok yok(何でもあり)のトルコでもコレばかりはダメなんですかねぇ・・・

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  5. アイシェさん
    ダメなんですかねぇ〜・笑。一応、わたしの甥っ子、姪っ子も「姉ちゃん」と呼んでいるし、友だちの子どもは名前で呼んでるよ(呼ばせてる)と言ったら、奥さんのエミネの方が「もし、甥っ子がわたしを名前で呼んだら、彼の母親もわたしも怒るわ」と言ってました。トルコじゃ、目上の人を名前で呼ぶのは失礼なんですね。
    いい、失礼でもいいから、名前で呼んでくれ。テイゼはいやだ。

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