2009.07.20
きょうは、クラスメートとして仲良くなったイラン人の姉弟(長姉のMehriはただいまアンカラ大学の医学部で、理学療法士を専門として勉強中、次姉のSolmazは9月からHacetepe大学で歯科医学科に入学、弟のBabakも9月から同大学で同じ歯科医学科に入学、これから5年間アンカラで腰を据えて修学します)、クラスメートの日本人女性とわたしの5人で、アンカラのKeçiören / ケチオレン地区にあるKeçiören Şelale ve Estergon Kalesi / ケチオレン滝とエステルゴン城に行ってきました。
Babakが「ずーっと家にいるとうんざりする。いっしょにどこかに行こう」と言い出し、わが家のエミネとジーハンに「どこがいいかな? ブラブラするには……?」と聞いて薦められたのが、ここケチオレンでした。
ここにある滝も、エステルゴン城も作り物なのだけど、眺めはサイコー。ちょっと暑かったけれど、ブラブラするにはいいところでした。近くには緑いっぱいの長い長い遊歩道もあり、さらに上空にはロープウェーが。乗ってみたかったけれど、乗り場が分からなかった(帰りのバスで乗り場発見。でも時すでに遅し……)。
アンカラにこんなところがあるなんて、まーったく知りませんでした。近くにはショッピングセンターのミグロスもあるし、買い物のできる場所なんかもあって、車を持っているアンカラ人なら、休日の散歩とお買い物を兼ねてこの辺りに来てもいいなーという感じの場所。2年前の水が出なかったときのアンカラで、ここに来て滝が流れ落ちていたら、きっと随分アンビバレントな気持ちになっただろうけど、幸い今年は雨の降る日なんかもあって断水の心配はなし。素直な気持ちで滝の眺めを楽しみました。
こちらはエステルゴン城の脇にある滝のある公園で結婚写真を撮影中のカップル。トルコでは結婚写真をかなり作り込んで撮影します。ポーズもいろいろあって、このカップルもカメラマンの指示に従っていろいろポーズを決めていました(わたしの知り合いのひとりは、お姫様だっこポーズでも写真を撮っていた)。かなりこっぱずかしいけど、一生に一度と思えば、こーいうのも悪くないかも!?
さて、イラン人姉弟たちは、面白いことにここで晩ご飯の買い物を始めました。帰りはまだバスに乗ってクズライまで戻り、そこから20分くらい歩くのに。食べ物だけならまだしも、1リットルコーラ4本セットとか、手洗い石けんお徳用2.5リットルとか……。大丈夫か?と思っていると、姉たち曰く「大丈夫、Babakがいるから」とのこと。Babakは「いつも、そうなんだ……いつも……」と、ちょっとイジけてたけど、そのやり取りがなんとも可愛らしい。本当に仲の良い兄弟で、いっしょにいると、こっちまで幸せな気分になる、そんな3人なのです。※写真は、マーケットでの買い物を終え、外に出た時の夕焼け。オレンジの空にモスクのミナレットが映えています。
ここの滝は作り物としては世界最大級らしい。時間も8時くらいになってきて、ライトアップが始まったところです(8時だけど、この明るさ)。これが夜になると、暗闇に浮かぶ壮大で幻想的な滝に大変身!!するのです(下の写真)。
本当は、これが見たかったんだけど、日曜日だし、みんな明日は学校があるし、イラン人兄弟は帰ってから自炊してご飯作らないといけないし(晩ご飯に鮭を買っていた)。……というわけで、このライトアップは見られませんでしたが。
おまけ。これは昨日の晩ご飯。うちのジーハンが作ったRus Salatası / ロシアサラダ(中央:ミニきゅうりが突っ立っているやつ)に、お料理上手なエミネ作の子牛のレバー揚げ、ブルグルピラフ、ポテトフライ。ポテトフライはジーハンの好物のため、よく出て来る(けど、わたしはあまり食べない)。ブルグルピラフは味付けが抜群でめちゃおいしかったけど、ジーハンは食べなかった(好きじゃないのだとか)。トルコ人の日常の食生活も、いろいろ観察しているとなかなか面白いです。
なんかドラクエに出てきそうな場所ですね。
ReplyDeleteこちらは梅雨明けしそうでまだしない。湿気と熱気で寝苦しいです。
そっちは暑くてもカラッとしてるところうらやましいな〜
ontwerpさんへ
ReplyDeleteエステルゴンという名前がドラクエっぽいか?
エステルゴン城というのは、ハンガリーの首都近くに本当にあるお城の名前で、スレイマン1世の時代にオスマン帝国によって陥落したお城です。50年後には再びドイツ、ポーランド、ヴェネチア共和国連合軍に包囲され、再び彼らのものになるのですが……。このことはトルコの古い歌にも歌われているらしい。
そうか、日本はまだ梅雨明けしてなかったんや。したと思ってた。
夏やね〜。そろそろ夏祭りの季節やね〜。
こっちはカラッとしていて過ごしやすいけど、10月くらいから内陸の寒さが襲ってくるので、いまからそれが恐ろしいです(寒いの嫌い)。