2009-07-30

Kütahya'ya... / キュタヒヤへ……

2009.07.30

 日曜日の朝、日本で同じトルコ語のクラスで学んでいた友だちがトルコにやってきました。昼頃に電話があり「じゃあまた、キュタヒヤで」というわけで、月曜日の授業が終わった後、長距離バスに乗ってKütahiya/キュタヒヤという街に行ってきました。

 なんでキュタヒヤ、かというと、わたしたちにトルコ語を教えてくれていたトルコ人が3月に日本の大学を修了し、帰国して住んでいるのがキュタヒヤだから。せっかくだから、みんなでキュタヒヤで会いましょう!と、わたしも火曜日の授業をお休みし、月曜日の授業が終わったあとバスに飛び乗って行って来たのです。

 アンカラからキュタヒヤへ、約4時間半のバスの旅。アンカラ市を出てしまうと広大な大地がどこまでもどこまでも広がっていて、改めて「トルコってでっかいなー」と実感。途中、牛が放牧されていたり、ひまわり畑が広がっていたり(トルコでは、ひまわりの種を好んで食べる)と、なんとも牧歌的な、アンカラとは違う時空間を走りました。2時間ほどでNasredin Hoca Yaya Siteleri / ナスレッディン・ホジャが歩いた場所というS.Aに到着。その後、さらに1時間ほどでEskişehir / エスキシェヒルのオトガルへ。バス内は結構空席があったのだけど、ここからドッと人が乗り込んできて、一路キュタヒヤへ。夜9時過ぎに到着すると、友だち2人がオトガル(oto + gar でバスターミナルの意味/でも、キュタヒヤのオトガルは“Çinigar / チニガル(タイル・ターミナル)”)に迎えにきてくれてました。
 ※写真は、バスに乗ってすぐにサービスされたアイスクリーム。このほかにも途中チャイやコーヒーのサービスが何回かありました。やっぱりトルコのバスはサービスが良い!!! しかも、わたしの乗ったKütahya AS tur という会社のバスは全車Wi-Fi コネクション付き。

 ところがっ!!! 月曜日のアンカラは雨の降りそうな雲がもくもくとでてきて、日本の夏にも似た、蒸し蒸しした暑さだったのに、キュタヒヤに到着すると、なんか寒いっ!!! 涼しい、じゃなくて寒いっ!!! バスのなかが冷房で寒いかも、と思って上着を持って来ていたから良かったけど、半袖Tシャツの上に長袖の薄手のブルゾンを羽織ってもまだ寒い。日本から来た友だちとふたり「寒い、寒いっ」を連呼していました(でも、キュタヒヤっ子はみんな、半袖やノースリーブでも全然平気で座っていたけど・汗)。

 到着した日は夜も遅いので、カフェでちょっとお茶してホテルへ。次の日、キュタヒヤ在住の友だちの車で、街を巡りました。最初に行ったのはKütahya El Sanatları Sanayi ve Ticaret A.Ş. / キュタヒヤ・ハンドクラフト・カンパニーという場所で、シルバーとセラミックで作ったアクセサリーや石、イーネオヤを使ったスカーフなどを展示したところ。場所自体は小さく、それほど展示品(というか、販売品)も充実しているわけじゃなかったけど、案内してくれたここのスタッフが「日本人が来たのは、そうだなー5年ぶりだ」と、特別に別のビル内を案内してくれることに。このビル内でいろんなものが手作業で作られていて、それを見学できることになりました。

 これはガラス玉を作っているところ。わたしたちのためにわざわざ実演してくれました。この人はガラス玉作りの先生なのだけど、ぜひ日本に行ってトンボ玉作りを見てほしいわ〜。



 こっちは手作業で作っている絨毯。縦に通した白い羊毛糸に、手作業で色糸を巻き付けて、クイッと引っ張ってちぎり、あとで長さを揃えて切る。簡単そうに見えるけど、作業自体は気の遠くなりそうな時間がかかる。これだけ手間ひまかけて作れば、そりゃ高いわね。わたしも「やってみる?」と誘われたけど、「いやいや、失敗してご迷惑になっても申し訳ないから」と丁重に断りました。

 こちらの後ろの男性が、ビル内をあちこち案内してくれた男性。とても寡黙で、けど、すごく気遣いをしてくれる、ステキな人でした。ちょっと岡さんに似ている気がした(雰囲気とか)。

 んー、長くなるので続きはまた今度。

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