2009-05-29

トルコで日本ネタ、発見!

2009.05.29(きょうも2日分、一気にアップです)

 火曜日から授業が始まって、きょうで今週の授業は終わり。文法的には全然大丈夫ですが、やっぱり〈聞く〉〈話す〉で苦労しています(なんとかやってますが)。

 さて、きょうは今朝買ったCumhuriyet Gazetesi / ジュムフリイェット新聞からの記事を紹介しましょう(日本ネタです)。

 記事のタイトルは「本のタイトルさえ秘密:1Q84」。
 このタイトルだけで「あっ」と思った人はハルキストです・笑。なんと、文化面に村上春樹氏の新作についての記事がありました。
 ちなみに副題は「日本の作家・村上春樹の5年ぶりの新作」。

 (以下、拙訳です)
 我が国でも出版されている著名な日本の作家・村上春樹氏の新作『1Q84』が、日本で出版初日からベストセラーリストに登場した。現在活躍する日本作家のなかで最も外国語に翻訳されている氏の5年ぶり(原文まま/本当は7年ぶり)の新作となる『1Q84』を出版する新潮社では、予約注文の殺到により出版数を38万部から48万部に増やしたと語っている。

 上下巻として出版された村上氏の新作『1Q84』は、トルコでも日本語から翻訳され、2010年にドアン出版により刊行される。氏の『İmkansızın Şarkısı / たぶん“風の歌を聴け”』『Yaban Koyunun İzinde / “羊をめぐる冒険”』『SInırın Güneyinde, Güneşin Batında /国境の南、太陽の西』そして『Zemberekkuşunun Güncesi / “ねじまき鳥クロニクル”』といった作品も、既にドアン出版から刊行されている。

 村上氏は、読者が作品に対して先入観をもつのを嫌い、テーマについての詳細な事前情報を出さなかった『1Q84』が、ジョージ・オーウェルの『1984』から思い浮かんだものだと説明している。日本では「9」という数字が英語の「Q」のように発音されるため、『1984』と『1Q84』は同じように読まれている。
 あるものたちは、村上氏が最初に影響を受けた作家のひとり、中国のLu Xun(魯迅)の『AhQ'nun Gerçek Öyküsü / 阿Q正伝』の作品名からのインスピレーションだと推測している。

 村上氏が1987年に書いた『Norveç Ağacı / ノルウェイの森』という恋愛小説は、唯一日本でのみ920万部売れ、それまでの販売記録を更新した。自身の生活を秘密のヴェールに包むことを好む村上氏には、1995年に東京の地下鉄でサリンガスの被害にあったものたちへのインタビューに基いて書いた本もある。
 60歳になる村上氏はまた、レイモンド・カバーやトルーマン・カポーティ、ジョン・アーヴィング、J.D. サリンジャーといった作家の作品を日本語に翻訳している。


 だからどうなんだって話ですが、いまその本が手に入らない状態にあるわたしからすると、俄然読みたくなってきました。もし、読まれた方がいらっしゃったら、いつでも感想をお聞かせください。よろしくお願いします。
 村上氏も60歳か。そんな歳になったなんて、まったく思いもしなかった。村上春樹と赤いちゃんちゃんこ。結びつかないー。

4 comments:

  1. Haruki Murakami Almanya´da çok meşhur! Burdaki en ünlü japon yazarı desem yeridir. Bende de onun birkaç kıtabı var ama malesef almanca. Japonca öğrenmeye başlamadan önce alıp okumuştum. Hoş, şimdi de roman okumaya vaktim kalmadı ya, ama onun yerine akademik japonca kitaplar okuyorum:) Japoncamı ilerletmemde daha faydalı olduğu kesin:)

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  2. へぇ~、村上春樹の本、トルコでもうそんなに出てたんですか・・・。私もファンの一人ですが、いつも文庫本になってからしか読まないんで、この『1Q84』もいつ読むことになるやら・・・
    それにしても、60歳!信じられませんねぇ。最近になって彼の若い頃の作品を読むからかも知れませんが、何か「万年青年」のイメージがあります。
    それと、どうしても重ねあわせてしまうオルハン・パムク。村上春樹が彼の作品を翻訳してくれたら・・・と真剣に願っています。。。

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  3. 現在、読んでいる最中です。
    相変わらず物語りの中にグイグイ引き込まれる感じ、面白いです。
    内容は説明すると…ってバラしてしまうと面白くないので、freebirdさんも書評など読まないようにきをつけて。

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  4. Çiğdem'e...
    Öyle mi? Almanya'da da en ünlü Japon yazarı mı Haruki Murakami?
    ''1Q84'', 2010'de Türkiye'de yayınlanacağı için sanırım Almanya'da da olabilir, değil mi? O zaman vaktin varsa okusana!! Ben de Japonca olarak alırsam hemen okuyacağım da... maalesef... burada bulamam. X(


    アイシェさん
    そうなんです、結構出てますね。ただ、ねじまき鳥は見かけてません、まだ。
    〈万年青年〉……笑。確かに。
    トルコの現代作家の本もどんどん翻訳してほしいですね。でも、村上氏にそれを求めるってことは、トルコ語を学べってことですか?・笑。

    ontwerpさん
    やっぱり、読んでいたか。そう思いながら「感想お聞かせください」と書きました。ネタバレでは困るけど、どんな感じか教えておくれ〜♪
    めっちゃ気になってんねん。マジで。

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