6日の日記にも書いたとおり、7日の夜はグランキューブ大阪で行われたShaman Dans Tiyatorosu/シャマン・ダンス・ティヤトロスのショーを見に行ってきました。ちょっと遅れてしまって最初の10分ほどを見逃したのですが(Sufi/スーフィーのSema/セマー〈宗教的回旋舞踊〉がオープニングだった模様)、無料!だったにも関わらず、とても素晴らしいダンス・ショーで、ギュル大統領は日本に素晴らしいプレゼントを持ってきてくれたなーと感謝♪
遅れて入ったためプログラムを貰わず詳細が分からないのですが、ストーリー性にあふれる構成で、しかもダンスのクオリティーが高いっ! 見る者を驚嘆させ、その美しさにため息をつかせる、踊り手のエネルギーがビンビンと伝わってきて、こちらまで体を動かしたくなる、そんなダンスでした。わたしが気に入ったのは「愛する人を戦場に送り出す女性たち、戦場で戦う男性たち、うち一人が命を落とす、それを知った女性が嘆き悲しむ、そこへ男性の亡霊が現れる、あぁ帰ってきてくれたのだとひととき愛の時間を過ごす、けれど女性が男性にベストを着せようとすると男性は消えベストが地に落ちる」というストーリーのダンス(左の写真はそのシーン)。男性の亡霊はシルエットで表現されていて、ダンスなのに見ている方まで切なくなるような、情感たっぷりのショー。本当に素敵なトルコからのプレゼントを貰うことができて大満足でした。もしまたチャンスがあったらお金を払ってでもゼッタイ見るぞ、と思っています。
……にしても、トルコのおじさんたちは元気です。7日の昼過ぎに新幹線で大阪に到着。その後、バスに乗って車窓観光ツアーをし、夜は夜で会食があったはず。にもかかわらず夜中の3時半〜朝6時頃までパワフルにサッカー観戦しているわけです。そのあとホテルにとって返して朝は7時30分に集合しバスで空港に向かわれました。なかには若い人もいたけれど、おそらくおじさんたちの年齢は50歳前後。連日の過密スケジュールで疲れているはずなのに、それでもEUROは見逃せないと夜中のサッカー観戦に出かけてくるわけで、このパワーには恐れ入ります。 あと、国務大臣のキューシャッド氏もすごい。もともとサッカーが好きなのかもしれませんが、それにしても夜中の3時半にわざわざ足を運び、皆といっしょにサッカーを見るなんて!! 政治的にどうのこうのという前に、キューシャッド氏本人に好感を持たなかった人はいないでしょう(タスビーフを手に寡黙に観戦されている姿は渋かった)。写真を撮っている人もたくさんいたし、きっとトルコに帰ったら「日本ではKursad Tuzmen/キューシャッド・トゥズメンといっしょにEUROを見たんだぜっ」と語るのでしょう。大臣なんて言うと、それだけで自分とは違う人と思ってしまいがちですが、こうして皆とともに同じ時間を過ごすことで、彼はずいぶん株を上げたのではないでしょうか。それも演出のひとつだ、ということもできますが、夜中にやってきて2時間きちんと観戦するってなかなかできないことだと思います(もちろん、外に出たらお付きの方と、黒塗りの車がスタンバイしていましたが)。
そんなこんなで更けていった土曜日の夜。日曜は朝10時からトルコ語の講座があったので、そのまま講座へ突入。昨夜は10時過ぎに寝て、朝6時半まで一度も目を覚ますことなく爆睡してしまいました。
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