2008.02.21
(2008.02.14の日記から)
そう言えば、語学学校トメルの先生が言っていました。「昔から、黒海沿岸地方は鼻の長い人が多いことで有名なの。鼻の長さを競うコンテストもあるのよ」と。先生も黒海沿岸の街・サムソン出身。別に鼻は長くなかったけれど。
きょうYeni Safak/イェニ・シャファク紙で見つけたニュースのタイトルは、ズバリ『ピノキオじいちゃんは、クムルに!』。
2月12日付けで紹介されている記事を読んでみると・・・
「ご存知のとおり、リゼ(紅茶の産地として有名なトルコ黒海沿岸地方の街)で1998年と2000年に行われた“Uluslararasi Uzun Burun Yarismasi/国際長い鼻コンテスト”において8.8センチの鼻で1位となり、ギネスブックにも載ったアルトヴィン(リゼのさらに東、グルジア国境にも近い街)のメフメット・オズユレックさん(60歳)は、世界で最も長い鼻を持つ人として知られていました」……が、「以前からピノキオじいちゃんとして周りの人にはおなじみだったメフメット・ギュルさんの鼻が、計測により14センチであると判明しました」。
えー!!! すごい、すごい、14センチ? すごいーっ!
でも、ご本人は“長い鼻コンテスト”に出場したこともなく、自分が実質世界チャンピオンであることをご存知ないのだとか。
そこで記事はこう続きます。「クムル(サムソンとトラブゾンの間にあるOrdu/オルドゥ地方の小さな街)の人がコンテストで1位になってギネスブックに載ることを望んでいるとしたら、わたしたちはピノキオじいさんに手を差し伸べ、コンテストに参加するよう促しましょう。世界的に有名なギネスブックにクムルの名を載せましょう。クムルのピノキオじいちゃんは、80歳の独身者。彼が一人で暮らしていること、あらゆる助けが必要な人であると知らせたいんです」と。
つ・ま・り、ピノキオじいちゃんをギネスブックに載せ、街を有名にするとともに、さらには年老いた独り者のじいちゃん自身を有名にして、手助けが必要なじいちゃんのことを知ってもらおう、ってこと? まぁねー、写真で見る限り、ピノキオじいちゃんは結構かわいらしい顔をされてますし、これで嫁が来たら言うことないんだけどね。
写真は、そのピノキオじいちゃんことメフメット・ギュルさん(右)、トルコ地図(トルコ政府観光局より拝借)〜矢印右から現チャンピオンがいる街・アルトヴィン、長い鼻コンテストが行われた街・リゼ、そして正真正銘長い鼻世界チャンピオン、メフメットじいちゃんが住んでいるオルドゥ(この地方にある人口2000人程度のクムルという町にじいちゃんは住んでいるよう。黒海沿岸から内陸へ33キロ、ふたつの山に挟まれた谷間の村のような場所でしょう、きっと)。
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