2008-02-21

煙草もダメ、アルコールもダメ。


2008.02.21
(2008.01.23の日記から)

 先日、喫煙大国トルコで禁煙法なるものが可決したって話がありました。そして本日付けのHurriyet からはこんなニュースが・・・。
http://www.hurriyet.com.tr/gundem/8081429.asp?gid=48&sz=15633

 いま、トルコのテレビ・ラジオ放送を管理・監督する組織RTUK(Radyo ve Televizyon Ust Kurulu)において、新しい放送コードについての協議が行われているそうなのですが、放送コードの草案に「アルコール、タバコ製品およびドラッグ使用の誘因となる種類の放送をしないこと」という条項が加えられたそうです!!!

 記事によると「この草案が放送コード化されると、国内はもとより外国映画やドラマシリーズにおいて、アルコールを飲むシーン、酔っ払いの光景、ドラッグやタバコを吸う人の姿が消えることになる」」とか。
 また、この条項によって「連続ドラマのシナリオは制作途中で検閲を受けるのか受けないのか、この禁止事項と相対するハリウッド映画などのシーンがどのように上映されるのかが心配されている」そう。
 ちょっと笑えるのがこの記述。「シナリオ上必要なグラスのなかのアルコールにモザイクがかけられて上映・放送されるのか、あるいはそのシーンをカットして見せるのか」協議されている……えぇ〜っ! アルコールにモザイクって どう考えても変でしょう???

 し・か・し・・・良くないものだからと言って上映や放送から追放するようなやり方は好みません、わたし(映倫のモザイクも不要と思っている)。
 むかし、高校生の頃、アメリカではゴア元副大統領の奥さん(ティッパー・ゴアさん)が中心となってハードロックやヘヴィメタルを有害な音楽とし、歌詞検閲の大々的なキャンペーンを張ったことがあるんですよね。でもって、青少年に有害と思われるレコード、CDにはステッカー(直訳すると“成人指定 露骨な歌詞”ってな感じのステッカーです)を貼ることが義務づけられちゃった。当時は、ゴアさんのこともよく知らなかったけど、その奥さんのティッパー・ゴアさんには相当な敵対心を感じました。

 臭いモノには蓋をする方式とでも申しましょうか(臭いか、臭くないかは見方次第なんだけど)。でも、蓋をしたからってなくなるもんじゃなし。やるなら、もっと徹底的に国内でタバコは売らねー、酒も売らねーぐらいの根性でやってほしいもんです(反対だけど)。
 あー、なんかこんな記事を読むと“迷走トルコ”な感じがして不安です。大丈夫かぁ〜トルコぉぉぉぉぉっ!

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