2008-04-03

ホーム勝利

2008.04.03
 昨日4月2日夜8時45分(現地時間)に、ホームのシュキュル・サラチオール・スタドゥでキックオフ。UEFAチャンピオンズリーグ2007-2008の準々決勝第1戦、フェネルバフチェ vs チェルシーの戦いが幕を開けました。

 残念ながら現在はライブ中継の見られる環境にいないため、さきほどネットでチェックしてゴールシーンを確認いたしました。
 http://www.1000goals.com/fenerbahce-vs-chelsea-highlights-champions-league-08-quarter-finals

 結果は……
13分 デイヴィッドのオウンゴールにより フェネル0-1チェルシー
64分 カズムの見事な抜けだしから    フェネル1-1チェルシー
80分 デイヴィッドの目の覚めるミドルで フェネル2-1チェルシー

 結果、2-1で第1戦をフェネルがものにしました。
 ホームゲームの勝利ですから、まだ素直には喜べません。かつてチャンピオンズリーグでバルサがアウェイ戦(相手が思い出せないのですが、イングランドのチームであったことは確か。4点入れられたような記憶があります)でコテンパンになった姿が頭をよぎり、どうしてもまだ手放しで大喜び・・・とはいかないのです。

 が、きょうのゴールシーンを見る限り、もしかして、もしかして、フェネルにもまだ望みはあるのではないか?と感じました。
 そもそもチェルシーの1点はオウンゴール。左サイドから放たれた相手の低い弾道のクロスを、たぶん弾き出すつもりだったはずだけど、ボールの速度とか角度とかが悪かったのでしょう。デイヴィッドの足に当たったボールは無惨にもフェネルのネットに突き刺さったのです。
 ところが、やはりホームゲームです。スタジアムを埋め尽くしたサポーターがこのままで許してくれるわけはありません。あの地響きのようなコールがフェネル・イレブンの力になったのでしょう。後半に入ってまずカズムが見事な抜け出しを見せ、DFを置き去りにしてゴールを決めます。このときアシストしたのが誰なのかハッキリしないのですが、ボールの出し手と受け手であるカズムの息がパーフェクトに合った瞬間でした。相手DFふたりの間を縫うように抜けてボールを受けたカズムは、そのまま独走状態でゴーーーーーーール!!! 素晴らしかったです。
 さらに、オウンゴールで大ひんしゅくを買ったであろうデイヴィッドが起死回生の見事なミドルを放ちます。ボールを受けて、チョンとほんの少しだけ前に出したデイヴィッド。まさか彼の次の一手がシュートであろうとは、きっと誰も思っていなかったでしょう。彼の足からほんの少しだけ弧を描いたボールはゴールの左上隅をめがけて飛び、チェクの差し出した手をあざ笑うかのように、ほんの少しだけ離れたところを通り抜けてネットに突き刺さったのです!!! 目の覚めるような、胸のすくような、素晴らしいゴールでした。あー、この試合をライブで見たかった。

 さきほども書いたようにまだ手放しでは喜べません。チェルシー・ホームにはきっとイングランドの怪物が潜んでいます。ホームとはまったく違う敵地で果たしてフェネルの運命は? 不安です。ハッキリ言ってものすごい心配です。それでも夢を見せてくれた第1戦でした。夢をつないだゴールでした。

 次戦は1週間後の4月8日(火)。いまはもう何も言いません。じっと黙って次戦を待ちます。
 Yasa Fenerbahce!! きっと、きっと、サッカーの神様はいまキミたちのそばにいる。そう信じています。

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