2008-04-29

まわる まわる 愛は まわる

2008.04.29

 先日に引き続き、映画ネタ。
 きょうトルコの新聞をチェックしていたら、Milliyet/ミリイェット紙のHaftanin Filmleri/今週の映画の欄に『Mevlana Celaleddin-i Rumi: Askin Dansi/メヴラーナ・ジェラーレッディン・ルーミー/愛の舞踊』という作品が紹介されていました。先週末4月25日(金)からの公開。ということは、DVDが手に入るにしても半年後〜1年後。でも、見たぁぁぁぁぁ〜いのです、コレ。

 『何世紀にもわたって世界的な平和、兄弟愛、愛の思想によって世界中で広く愛され、尊敬されている、偉大な哲学を生み出したメヴラーナ・ジェラーレッディン・ルーミーを主題としたドキュメンタリー映画』とのことで、ぜひぜひこの目で見てみたいっ!

 映画のオフィシャル・サイトをチェックしてみると『その思想によって人類のめざすべき方向を示すメヴラーナの愛と平和の教えを、ドキュメンタリーのもつ影響力によって広く伝えること』が一番の目的だそうで、メヴラーナの愛とネイ(笛)、セマー(メブラーナの旋舞)が三位一体となった作品だそう。サイトではメブラーナの有名な詩も紹介されていました。

 寛大さと奉仕の心は川のようにあれ

 情けと慈悲の心は太陽のようであれ

 他者の落ち度を秘密にするなら夜のようであれ

 怒りやいらだちにおいては死人のようであれ

 つつしみ、謙虚さにおいては大地のようであれ

 寛容さは海のようであれ

 そのままの自分であるか、見たままの自分であれ

訳し方は人それぞれでしょうが、川のように、太陽のように、夜のように、死人のように、大地のように、海のように、そして“あるがままの自分であるか、見たままの自分であれ”という言葉は、とても分かりやすいと同時に深いです。簡単にできることではないけれど、心に留めておきたい言葉です。

 監督のKursat Kizbaz/キュルシャット・クズバズ氏は1981年生まれですから、まだ27歳。イスタンブル大学在学中に撮った初めてのドキュメンタリーも『Rumi - Ahlaf』というルーミーに関するもので、この作品はディスカバリー・チャンネル・ヨーロッパで放送されたほか、ヨーロッパの25の大学、さらには200に及ぶフィルム・フェスティバル、カンファレンスなどでも上映されたとか。彼はこの成功でアメリカと日本の大学から修士号のための奨学金を得たそうです(実際に日本に来て学んだのかどうかは不明)。ただ、この映画は日本でも上映されたよう。

 彼のもうひとつの作品は『Canakkale Destani 1915』という作品。名前から分かるようにオスマン帝国の最後期におけるチャナッカレの戦いを描いています。2005年のアンカラ国際映画祭においてはドキュメンタリープロフェッショナル・コンペティション部門に出品されている模様。

 そして3本目のドキュメンタリーが、この『Mevlana Celaleddin-i Rumi/Askin Dansi』というわけ。娯楽作品ではないので爆発的なヒットは望めないかもしれないけれど(今週末のトルコ・ボックス・オフィスの第1位は『Dr. Seuss' Horton Hears a Who/ホートン ふしぎな世界のダレダーレ(日本では7月12日ロードショー)』)、同監督の1作目とあわせて、この作品もぜひ拝見したいと思っています。

 ※写真は映画のオフィシャル・サイトから。監督の顔写真はkameraarkasi/カメラ・アルカス(カメラの裏側)というサイトの監督紹介のページから。

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