2008.04.17
4月16日付けのZaman/ザマン紙から。
『日本人は〈ロボコップスーツ〉を着る。
日本人が超人的な力を生み出す、ある種の〈ロボコップ〉スーツの大量生産を始めている。』
……というリポートとともにロボコップの写真が掲載された記事。最初は「なんだ? またアキバ系の話題???」かと思いましたが、いたって真面目なニュースでした。
『筑波大学のヨシユキ・サンカイ教授が考案した“ロボットスーツ”を生産する工場の建設が始められた。
“ハル”と名付けられたロボットスーツ(写真下/ただし大量生産されるロボスーツがこれと同様のものかどうかは不明)は、2つめの骨格のように“身につけられる”。特に病院や老人ホームにおいてケアヘルパーや看護婦に使われると想定される外付けスーツは、重いものを持ち上げるのを簡単にする。筋肉を使うことが難しい誰でも、このロボットスーツのおかげで簡単に動くことができるようになる。
バッテリーで稼働するロボットスーツは背中と脚、腕に巻き付ける。スーツに設置されたセンサーにより筋肉の動きを認識するシステムはマイクロモーターで作動し、歩行時、座るとき、立ち上がるとき、階段を上がるとき、重いものを持ち上げるときに筋肉にかかる負荷を取り除く。
工場では1年に500体のロボットスーツを生産する。ロボットスーツの価格は8000ドルほどになると考えられている』。
こんなスーツが開発され、生産されるとはまったく知らなかったので調べてみると、関連サイトがザックザク。
Tech総研/人体密着型ロボットスーツ実用化へ
ロボットスーツの開発が経済産業大臣賞受賞
日経ビジネスオンライン/ロボットスーツで大学発ベンチャー企業
ITmediaNews/ロボットスーツ量産工場の建設開始
InternetWatch/ロボットスーツ装着体験デモ
人間て、すごいですね。こんなことを実現させちゃうのだから。
このプロジェクトにはダイワハウスが提携し、本格始動(量産工場建設スタート)となったようですが、1体80万(ザマン紙によれば)かぁ〜。老人医療・福祉の分野での国家予算が削られている昨今、せっかくの素晴らしい研究成果を実生活のなかで活かすためにも国が買い取っていろんな施設に配備してくれたら良いのに。
……というわけで、ニュース逆輸入日記でした。しかし、トルコのニュースをチェックして日本のニュースを知ってるワタシって、いったい・・・汗。しかもこのニュース、めちゃくちゃ早いです。日本のネットサイトでも昨日の夕方、あるいは今日付けで掲載されているというのに、いったい誰がリポートしているんでしょうか???
※写真は、記事内で紹介しているリンク先から。
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