

その関連でトルコは近隣諸国から子どもたちを招いて〈子どもの日〉のセレモニー(※注釈1)を開催します。その前に歓迎の式典があったようで、その模様が22日付けのYeni Safak/イェニ・シャファクでリポートされていました。
見出しは『パレスチナの子どもは、エルドアンに何を望んだか』。
『パレスチナの子どもと少しおしゃべりした首相は、平和のメッセージを送られた(El-Aksaモスクでいっしょにお祈りしなくちゃ、と言われた模様)。首相は、パレスチナの子どもたちが平和と自由のうちに生きることを願った』
『首相からのリクエストに応じ、アゼルバイジャンからやってきた子どもはカフカス地域に伝わるフォークダンスの一部を披露した』
『クロアチアの子どもがハートのカタチのネックレスを首相の首にかけようとしたとき、キルギスタンの子どもから贈られた伝統的な帽子を頭にもっていった首相は、頭をくるりと返しながら「どうだい? 似合っているかい?」と聞いた』
『タジキスタンから来た子どもからの贈りものだった帽子も、かぶりたがったエルドアンだったが、サイズが少し小さかった』
『エルドアンは、ブルガリアの子どもに「こんにちは、おとなりさん」と声をかけた』
わたしはエルドアン首相に対してあまり良いイメージを持っていません。政治的なトピックとして新聞に載る首相の顔も、つい胡散臭いと思って見てしまいます。でも、この記事からは、なぜか子どもたちとの出会いを楽しんでいる首相の姿が思い浮かび、子どもたち相手だと首相も変わるんだなーと感じた次第。いつも喧々囂々の議論の渦中で過ごしているだけに、子どもたちとのひとときは、首相にとっても心休まるひとときだったのかもしれません。
子どもって、そういう力を持っていますもんね。

ちなみに、別の新聞Zaman/ザマンの記事によると今年の〈子どもの日〉のセレモニーには39カ国から子どもたちがやってきているそうです。
子どもたちが、いろんな国の異なる人種の子どもたちとそれぞれ出会うって、なんだかステキですね。わたしも仲間に入れてほしー(8-14歳からは大きく離れていますが・・・汗)。
※写真は、イェニ・シャファク紙とザマン紙、Wikipediaから。
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