2009.06.10
さっきの日記に登場した日本人の友だちEちゃんとは、トルコ語についても話し、面白かったので記録のために書いておきたいと思います。
日本語で「うがいをする」は、トルコ語で「gargara yapmak / ガルガラ・ヤプマック」・笑。
これ結構笑えます。Yapmak / ヤプマックは「する」「やる」「作る」という意味で、「resim yapmak」なら「絵を書く」、「ne yapıyorsun?」なら「何をしているの?」になります。でもって「うがいをする」が「ガルガラ・ヤプマック(ガルガラする)」。そのままじゃーん・笑、とEちゃんとふたりでウケてました。※画像は“うがい推進委員会”より拝借
ところでEちゃんの疑問。
「太陽は東から上り、西に沈む」という場合、トルコ語では「Güneş doğudan doğar, batıdan batır」となります。この“dan”というのは、文法的に言うと「奪格」で、時間的空間的な出発点、あるいは通過点を表したりするもの。英語で言えば「from」にあたります。日本語なら「〜から」です。
さて、Eちゃんの疑問というのは「太陽は東から昇り」が「Güneş doğudan doğar」は分かるけど、なんで「batıdan batar」「西から沈む」なんだ?というもの。確かに、日本語的に考えると「batıya batar」「西へ沈む」になる。
なんでだろ〜? なんでだろ〜? と言っているうちに、Eちゃん自ら疑問解決。「そうか、太陽が地球の周りを廻っているとしたら、東から、西へ、だけど、地球が自転して太陽が移動しているように見えるなら、太陽は東から昇り、西から沈む、と言えるかも〜」と。わたしも妙に納得。
最後にもうひとつ。Eちゃんの授業で使ったプリントにあったことわざ。
Yalancının mumu yatsıya kadar yanar. 直訳すると「嘘つきのろうそくは寝る時間まで燃える」。どういう意味だろう? と考えつつ「嘘はすぐバレる」とか、そういう意味かなーと話していたのですが、いまTDK(トルコ言語協会)のサイトで調べたところ「söylenen söz yalansa durum çok geçmeden anlaşılır(語られた言葉が嘘であるなら、それほど経たずに分かってしまう)」とありました。うーん、「嘘はすぐバレる」も結構近いかも。
こうして、いろいろ話したトルコ語って、結構頭に残る。ふだん何度も何度も辞書を調べているにも関わらず、すぐ忘れる言葉が多いなか、こうして残る言葉を得られたのはEちゃんのおかげ。ありがとう。
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