2008-03-04

アル・マヤ♪

2008.03.04

 東京外国語大学の中東イスラーム研究教育プロジェクトにより運営されている『日本語で読む中東メディア』で見つけたニュース。

 トルコ南東部にあるアダナのジェイハン郡で、元クルド労働者党党首だったアブドゥッラー・オジャランが逮捕された2月15日の夜、約100人の子どもたちが“親オジャラン”のスローガンを掲げてデモ行進し、警備にあたっていた警官は石を投げたのだとか。でも、一部の警官隊は子どもたちにケーキとジュースを配って懐柔。さらに、ジェイハン県警の警備担当者たちは、子どもたちを地元の映画館で上映中の『アル・マヤ/みつばちマーヤ』という子ども向け映画に招待したそうです。

 気になったのは『アル・マヤ/みつばちマーヤ』という映画。この聞き覚えのあるタイトル、もしや……と思って調べてみましたが、残念ながらゼッタイにあの“みつばちマーヤ”だという裏付けは得られませんでした。今回はじめて知ったのですが、原作はドイツのワルデマル・ボンゼルス(1912年発表の児童文学)。ドイツ語で調べてみたら、こんなYouTube映像が出てきました。

 http://www.youtube.com/watch?v=H4T0KYPwLGs
ドイツでもこのアニメなら、きっとヨーロッパ各地で放映されたのも日本製だと思います(勝手な推測ですが)。
 ちなみにこちらが日本版オープニング(映像は同じですが、歌が違います)
 http://www.youtube.com/watch?v=PjejcyH1D7Q
※歌っているのは水前寺清子です。

 同じみつばちものとしては『みなしごハッチ』の方が印象に残っていて(すごく泣いた覚えが・・・)マーヤはあまり……なのですが、YouTubeでオープニングを見てみると“露で顔をあらう”シーンとか、“花粉のなかに飛び込んでいる”シーンとかは覚えています。果たしてトルコの子どもたちが見たのはこれなのか??? でもアニメは映画じゃないしなー。ドイツで作られた別の作品なのかな〜? すごく気になります。

 写真はトルコで『Ari Maya Bebek/みつばちマーヤ坊』という名前で販売されている人形、左上の写真は同じくトルコで販売されている『Ari Maya/みつばちマーヤ』の絵本。

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