2007-08-15

Carsamba(水曜)だけどCuma(金曜)



2007.08.15 PM9:30

 先週の火曜日から寮のマネージャー(オーナーではなく、寮の統括責任者みたいな感じ)が夏休みで里帰りされたため、寮の管理のためにTemizlikci/テミズリックチ(寮のお掃除をしてくれる女性)の方が1週間、寮で寝起きされました。

 彼女には2人の子どもがいるのですが、旦那さまはバスの運転手で始終イスタンブルだ、ボドルムだ、と遠出されるため、子どもたちもこの1週間彼女とともに寮に滞在しました。お姉ちゃんは中学生(今度から高校かな?)、弟は10歳の小学生。ふたりともお母さんに似て美人&美少年で、めちゃくちゃ可愛いーのです、これが。「宿題を手伝ってあげるよー」と寄って来たり、一緒にご飯を食べようと誘ってくれたり。お姉ちゃんの方はお母さんのお手伝いで寮内のお掃除もよくしてました(エラいっ)。弟の方はYaramaz/ヤラマズ(いたずらっ子)でしたが、お母さんやお姉ちゃんに怒られるとすぐ泣き出してしまうアカンタレでもあったりして。とはいえ、友だちもいない寮で過ごすわけですから、子どもたちにとっては退屈だったはず。そこで、わたしのMacを貸してあげたりするうちにどんどん仲良くなり、最近では直接部屋に訪ねてくるようにもなっていたのですが、マネージャーが帰ってくるため、きょうでお別れ。2人にとっては家に帰れるわけだし、友だちのいない退屈な日々から解放されるわけですから喜ぶべきことですが、こちらはせっかく仲良くなったのに……と、ちょっと淋しいです。

 でも、お姉ちゃんは「この本おもしろいから読んでみて」と、Uyku istasyonu/ウユク・イスタスヨンヌ(眠りの駅)という本を貸してくれました。弟も、最後に部屋に遊びに来て、ちょっとボクシングの真似事をして遊んでみたり。そのときに折り紙の手裏剣をあげたら結構喜んでくれました。一応、折り方も教えたけど覚えてないだろうなー。

 この弟くん。名前をCuma/ジュマ(金曜日)と言います(写真)。今週の金曜日にはSunnet Dugunu/スンネット・ドゥーウヌ(割礼式)を迎えるそうです。トルコでは男の子は割礼をして正式なイスラム教の一員となる(まぁ、大人になるってことなんでしょうか?)ようで、とても重要な儀式です。Ulus/ウルスの街を歩いていると、割礼式用のキラビやかな衣装がウィンドウに並んでいますが、ジュマもこんなのを着るんだろうなー(写真)。でも、痛いんだろうなー。でもって、ゼッタイ泣くんだろうなー(今回、寮に滞在した1週間でも、何度泣いているのを見たことか。お調子者のくせに、すぐ泣くんです。それがカワイーんだけど)。

 「また、おいでねー」と言って別れましたが、学校が始まるとそうそう来れないと思う。でも、帰るまでに、ぜひもう一度会いたいなー。ジュマ(金曜日)と別れたCarsamba(水曜日)。なんとなく切ない気分になってしまいました。

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