2007-08-01

友だちがやってきたっ! 第2弾



2007.08.01 PM 5:15

きのうは、授業のあと日本からやってきた友だち(仮名:内山さん)といっしょに再びAnkara Kalesi/アンカラ・カレシに行ってきました。バカンスシーズンで人も少なくなっている……とはいえ、やっぱり街なかは喧騒も激しく、車も多いので空気が悪い。ひととき天空へ脱出して、のんびりしましょーかってことになりました(ほかに簡単に行けるところもないし)。

 メトロのUlus駅からひたすら急坂を上ること30分。1歩あるくごとに喧騒が遠ざかり、心なしか空気もキレイになっていくようです。上るのは結構キツいのですが体のなかが浄化されていく気分に。でも、上に着いたら即、前に行ったカフェでひと休み〜♪(しかも、2時間半いたから“ひと”休みじゃないですけど・汗)。このカフェでManti/マントゥとHunkar Begendi/ヒュンカル・ベーエンディ、And salatasi/アンド・サラタスを食べて、暑〜いアンカラの街からひととき逃避しました(スミマセンッ、写真を撮るのを忘れていました!!)。
 ※Mantiは日本で言うと餃子。親指の先くらいの大きさの餃子をヨーグルトソースで和えたような感じで、ほどよい酸味があり美味しいです。Hunkar Begendiは茄子をゆで、中身だけを味付けしてペースト状にしたものを皿に敷き詰め、その上に細かく切った羊肉をのせた料理なんですがメチャ美味っ。Hunkar Begendiが「スルタンのお気に入り」って意味なのも頷けます。And salatasiはそのまま、Andのサラダ(店の名前がAnd Cafeというので。別にトルコ料理ってわけじゃーないです)。

 その後、Ankara Kalesiの城壁上にいたとき、ちょうどNamaz(礼拝)の時間になり、アンカラ中のあちこちにあるモスクから流れてくるエザーンを同時に聞くことができました。アンカラを一望する場所で、360度の方向からそれぞれに流れるエザーンを聞く、、、というのはすごい体験です。それぞれ微妙にズレているうえ、エザーンの詠みあげ方もさまざまで、5分近く今度はこっち、次はあっちと、エザーンの大合唱を楽しむことができました。それぞれ個性があって楽しいので、アンカラに来られるなら、ぜひNamazの時間にアンカラ城へ。何度も聞いているエザーンですが、360度から一斉に……というのは、これまでにない希有な体験でした。

 んがっ、その日の夜のバスでマラトヤへ向けて出発する……という友人がバスのチケットを落としてしまったらしく、探しても探しても見つからない。どこで落としたのか検討もつかないし、とりあえず買った店に行ってみよう、きっと覚えているから再発行してくれるよ、と一昨日のお店へ直行しました。で、ことの次第を説明すると「あぁ、チケットならなくても大丈夫。オトガルに行って名前と番号を言えば大丈夫だから」。えー、ほんまですかー? 最悪買い直しも覚悟していたのに〜。このへんがトルコっぽいです。もちろん友だちのことを覚えていたっていうのもあると思うけど、チケットなくても乗れるって(再発行もなし)、アバウト〜な感じがいかにもトルコ。ふたりで、だからトルコって好きよね〜♪と言いながら帰途につきました。

 本日昼前、友人から「無事マラトヤに着きました。ここの人たちはめちゃくちゃ親切です」というメールが届いてました。行く前は東の方だし、女ひとりで大丈夫か〜? なんて言ってましたが、なんのことはない。何かと商売が絡んでくるイスタンブルや、他人に無関心なアンカラとは違い、きっとマラトヤには純粋に親切な人たちがいたのでしょう。市の観光インフォメーションセンターから出ているツアーに参加して、きょうの夕日と明日の朝日をNemurt Dagiで見るようです(羨ましーっ)。

 ところで、この友人の仮名がなぜ内山なのか……というとバスのチケットの名前が“icidagi”になっていたから。本当の名前は市田さん。でも、それをトルコ語的に解釈してインプットされた名前はicidagiさん。ici(は中とか、内とかいう意味)、dagiは山なので、「これだと“内山だねー”」と笑いあったので仮名:内山にしてみました(“中山”でもイケるかな?)。

 ちなみに彼女が乗ったのはBeydagi/ベイダーというマラトヤに本拠のあるバスでした。東方面に行くバスってあまり名前を聞かないので「大丈夫か?」と心配になりますが、見たところとても快適そう。ツアーに入らず自力でNemrut Dagiへ……と思っている人はアンカラ夜9時発のこのBeydagiがいいかもしれません(アンカラから10時間、朝7時に着いて、朝ご飯でも食べて、その後観光インフォメーションに行けばツアーに入れるようです。※イスタンブルからだと16時間以上かかるのでバスはしんどい。。。なお、観光インフォメーションから出ているツアーは確定ではありませんが、夏のあいだはほぼ毎日あるそうです。

 写真は、一昨日行ったAnta Kuleで出会った女の子。日本人を見たことがなかったのか「一緒に写真を撮ってもいい?」と聞いてきたので記念撮影後、彼女の写真を撮らせてもらいました。名前はフィルデニジと聞こえたけど、不確か。。。たぶん村の方からアンカラに観光にやってきたのでアジア人が珍しかったのでしょう(この素朴さがカワイー♪)。もう一枚は公園の木。どうやらザクロらしいです。

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