2007-07-15

Benim adim.../わたしの名前は...


2007.07.15 PM11:10

 先週、トルコの人気歌手Baris Akarus/バルシュ・アカルスさんという方が交通事故により亡くなられました(写真・ご冥福をお祈りしつつも、ちょっと雰囲気がパイレーツ・オブ・カリビアンだな、とか思ったりして)。個人的に、この歌手が好きだったわけではないのですが、気になったのは名前です。

 Baris/バルシュとはトルコ語で平和、という意味。同じ名前をもつ有名人にはBaris Manco/バルシュ・マンチョも挙げられます(こちらは超・超・超有名人。歌手であり、作曲家であり、テレビのプロデューサーでもあった超セレブ。確か、日本にも何度か来日したことがあったはずです)。

 Baris/平和という名前、なかなか素敵ですよね。日本人なら〈平〉とか〈泰〉を使った名前って感じでしょうか。余談ですが、Baris Akarusのお兄さんはSavas/サバシュ(戦争)という名前なんだとか。うーん、これってどうなんだろう? 戦争くんかぁ〜。感覚的には理解しにくい名前だな。兄弟ふたり揃えばトルストイ、ですが、弟が亡くなってしまったいま、お兄ちゃんだけだし。なんだか「悪魔くん」みたいじゃないですか・汗。。。

 わたしが暮らしている寮の女の子たちの名前もキュートです。Tumay/トゥマイは、Tum(すべての、全部の)+Ay(月)で、満月ちゃん(日本名は“みちる”ちゃんで、決まり!)。Basak/バシャックは“穂”という意味で、日本名で言うなら“千穂”ちゃんって感じでしょうか。Selin/セリンは彼女たちによれば英語で“immortal trees”だと言ってましたから、そのまま日本語にすれば“永林”ちゃん(うーん、これでは僧侶みたいな名前だな・汗)。いまは友だちのアパートに引っ越していなくなっちゃったBurcu/ブルジュは“良い香り”という意味ですから“香”ちゃん、あるいは“薫”ちゃんですね(笑。

 このほかにも友人の娘さんDoga/ドーアは“自然”ちゃん。以前に日本で知り合ったトルコ人女性Pembegul/ペンベギュルは“ピンクの薔薇”ちゃん。わたしが気になっているRadical紙のコラムニストであり、作家でもあるPerihan Magden/ペリハン・マーデンも、Peri/ペリが“仙女”“妖精”で、han/ハンはオスマン王朝の王の称号“汗”から来てるんじゃないかと思います。やっぱり、名前ってどこの国でも親が子どもの幸せを考えてつけるもんだからステキな名前が多いですね。

 8月には友だちの妹さんに赤ちゃんが生まれます。男の子なのか? 女の子なのか? そしてどんな名前をつけられるのか? 人ごととは言え、なんだかとっても楽しみです。

No comments:

Post a Comment