2007-07-27

言い訳と、試験結果





2007.07.27 PM8:30

 きょう、長かった1ヶ月が終わりました。つまり、トメルで学んだ1ヶ月の総決算・試験が終了し、来月同じコースを再びやるのか、新しいコースに進めるのかが決まったわけです。

 まず、言い訳をしておきますが、クラスの他の学生たちと違って、わたしはトルコに来てまだ1ヶ月(往生際の悪い言い訳ですね)。話したり、聞いたりするのは想像以上に難しく、学生同士ではそこそこ話ができても(でも主に聞き役)、模擬試験では?????と頭のなか『?』マークだらけ。読解にしても知らない単語がドサドサ出てきて、まるでクイズ『霊感! 山勘! 第六感!』状態。それでも想像力を駆使してなんとか解答を書き込む(なかにはマジで第六感に頼ったり、問題によっては常識的に判断して解答している)わけです。

 しかも、なぜだか分かりませんが寮で突然大改修が始まり、1週間くらい前からトンカチトンカチやっていて、時には部屋に入れない場合もあったりして、まともに勉強できる状態じゃありませんでした。先日は窓やテラスに出るドアをすべて新しく付け替える工事があり、きょうも寮に戻ってきたら寮内のすべての内ドアが取り外されていたのですっ!!! (部屋の扉もなければ、風呂場やトイレのドアもすべてないっ!)どーするんだ? 他の学生たちは友だちの家や親戚の家などに避難したようで人っ子一人いません。月曜まで続くという、この工事。。。わたしは、いったいここでどうすれば良いのでしょう・泣。

 思うに、8月になると断水が始まるので予定を繰り上げてやっているんじゃないかと思います。まぁ、月曜には終わるって話だから、どうにかサバイバルできるかな……と(こんなことで挫けてちゃートルコでは暮らせないのだっ)。

 試験の方も「金曜日です」と聞いていたのに、昨日木曜日、登校すると「きょうKonusma/スピーキングの試験やるわね。先生が少なくなってきてて、1日じゃ終わらないから」と突然の繰り上げ宣言。待ってくれよー、全然準備ができてないよー、と心のなかで叫びましたが通じるわけもなく……。トメルは夏中(というか1年中)開講していますが、先生方は休暇に出かけられるので極端に数が減るそうで(だったら、開講するなよー・ちょっと怒りを感じるゾ)。来月のコースは少ない先生、膨大な学生というアンバランスな状態で、クラスの人数も大幅に増えそうです。

 話がそれましたが、そんなわけで木曜日にKarsilasma Konusma?/応答スピーキング(学生2人が与えられたお題で、互いに話し合う)と、Sozluk Anlatim/口頭説明(こちらは与えられたお題について、先生に向かってひとりで話すもの。スピーキングそのもの、というよりはどれだけの言葉を使って話すかというのが大切みたい)があり、きょう金曜日にOkuma/読解、Dinleme/聞き取り、Yazma/作文の試験がありました。

 きのうの応答スピーキングでは、多少練習していたにも関わらず用意していた内容の1/3も終わらないうちに「Yeter/もう充分よ」と言われ、ちょっと待ってくれよー!状態(だって、与えられたお題をクリアしてませんでしたから)。次の口頭説明では、初めて人に会うときに大切なことは何? たとえば服装? 話し方? 態度? などについて聞かれました。本来なら、ここで話すときにこれまで習った文法を組み込みながら話すのがベストなのですが、お題について話すのが精一杯。最後に、無理矢理ひとつ文法を組み込んで終えました。自分採点的には「落ちたな」という感触。それでも試験後はちょっとした開放感で、クラスの友だちとGrolia Jeans Cafeへ行ってカプチーノで一服しました(落ちてよーが、何だろうが、とりあえず終わったんだもん♪)。

 そして今日。恐怖のDinleme/聞き取りがあったわけです。分かるのもあれば分からないのもある。分からないところは山感で「空欄で出すよりマシ」と無理矢理書き込んだら、すぐ採点された先生から「満点よ」という言葉。へー? へー? へー? クラスのみんなからも「おめでとうっ」なんて言われて、チョー恥ずかしかったです。まぐれ当たりなのに……。でも、まぐれでも何でも“満点”ですからっ(自慢。←いったい何の自慢なんだ?)

 その後、Okuma/読解と、Yazma/作文の試験がありました。作文の試験では与えられた3つのお題から1つ選んで作文をするのですが、初めての試験だったわたしは3つのお題すべてで作文をしなきゃならないと勘違い。時間内に書き終わらず、先生に「全部かけませんでした……」と言うと、「え? あなたここの試験を受けるの初めてなの? ひとつで良いのよ。どうしますか? あと15分あげるから書く?」とチャンスをいただきました。でも、朝から苦手なDinlemeやYazmaをやってもうヘトヘト。ダメだったら追試を受ければいいや……という気になって「いえ、もう結構です。もう疲れましたから」と断りました。

 そして結果は。。。
 Okuma/読解 25点満点で18点。
 Dinleme/聞き取り 25点満点で奇跡の25点(ある意味、ビギナーズ・ラック?)
 Karsilasma Konusma/応答スピーキング 15点満点で13点
 Sozlu Anlatim/口頭説明 10点満点中8点
 Yazma/作文 25点満点中15点

 トータル79点! 見事パスしましたっ!!!(思うに、Yazmaに関してはちょっとおまけしてくれたはず。間違っているもの。ただ、ふだんからYazmaの宿題はきちんとやっていて25点満点中22点か23点は取っていたから、そのへんを汲んでくれたんじゃないかと……)なんだか、神はいる!という気持ちになりました(こうして、モスリムへの第一歩を踏み出すのか? わたしは・笑)。

 月曜日からOrta iki/中級2のクラスで学べます。落ちたら日本から来る友だちといっしょにNemrut Dagi/ネムルト・ダー(トルコ南東部にある世界遺産のひとつ)に行こうかと思っていましたが、やっぱり真面目に勉強することにしますっ(超現金。あれだけダメだ、ダメだ、と言っていたのに合格して「すごいやん、わたし」と、ちょっと天狗になったりして・笑)。

 いずれにせよ、みなさんにご心配をおかけしましたが、どうにか試験はパスできました。次はさらに難しくなるし、きっとおまけもなくなるだろうから、簡単にはいかないと思いますが、第一段階はクリアしたので、これからも小さなことからコツコツと……西川きよしモードでがんばりまーす。

 写真はドアを剥がされた寮内と、試験結果。実力というよりは、80%くらい運が味方してくれました、今回は。
 神さま、仏さま、そして応援してくれている皆さん、ありがとーっ!

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