2007-07-11

意・気・地・な・し


2007.07.11 PM22:15

 既にこの日記に何度も登場しているように、ふだんは近所のKilerというスーパーで買ってきたEkmek/エキメッキ(パン)とPeynir/ペイニール(チーズ)、Kiraz/キラズ(サクランボ)やSeftail/シェフタイル(桃)、Elma/エルマ(リンゴ)などで食事を済ませているわたしですが、これには節約のほかに、もうひとつ理由があります。

 それは、タイトル通り意気地なし故の『ひとりでロカンタに入れない』です。
 日本じゃひとりで店に入って食事するなんて全然平気だったのに、トルコでは入れない。なぜか? ほかの人がみーんな連れ同士で来ているからです。見事に、ひとりで食べている人がいない。学校のあるTunali/ツナルから地下鉄のあるKizilay/クズライまでには、それこそ☆の数ほどロカンタがあります。とにかく食べる場所が多い。けれどみーんな友だち同士なのか、職場の仲間同士なのか分かりませんが、複数人で来ているのです。そこへ誰が見ても“外国人”のわたしがひとりで入れば目立つこと必至。その目立ち感がどうにもイヤでロカンタへ入れないのです。

 そりゃージモティーな顔して入っちゃえば、どうってことないのかもしれないし、自分で思っているほど注目を浴びているわけでもないのかも。でも、でも、やっぱり、入れないのです。
 とはいえ、毎日スーパーで買ってきたパンなどでは満足できないっ! 野菜が食べたいっ! きちんとした食事がしたいっ!(できれば安くっ)
 そこで、きょうは寮の女の子たちに聞いて、寮の近くに“安く”て“おいしい”ロカンタはないか聞いてみました? そのオススメどおりGozleme/ギョズレメが美味しいというロカンタへ。寮から歩いて約5分。TunaliやKizilayにあるお店と違って混んでないし、おじさん&おばさん客ばかり(……と言っても、意外と若いかもしれないけど)。よーしっ!と入って注文したのが写真の一皿です。

 クレープ状に焼いたパン(これがギョズレメ)と、鶏肉のシシケバブ、ブルグルピラウ(ブルグルという挽き割り小麦をお米のように炊いて、ピラフにしたもの)、添え付けにはタマネギのマリネと焼き唐辛子&焼きトマト、マイドノス(パセリ)。これにチョバン・サラタスと、野菜が入った薬味ソースみたいなもので1品。さらに飲み物としてアイラン(ヨーグルトを水で割ったような塩味の飲み物。肉料理といっしょに飲むとスッキリする)、食後にCay/チャイを飲んでトータル5.60TRYくらいでした(← 勘定書に書いてある文字が読みにくくて、とりあえず10TRY出せば大丈夫だろう……と出したら、だいたい上の合計金額になるくらいのお釣りがきた)。実際はチップを置いて出たので7TRYですが。

 ここにはもっと簡単なギョズレメで具を巻いたような安い食べ物もあって(約2〜3TRY)、それならきっと5TRYで済むと思います。お店の人も親切だったし、ひとつ“ひとりで”行けるロカンタが増えました(以前に登場しているCatir Simitciはちと高い)。

 あ〜、食べ物のおいしいトルコなのに、ひとりで入れないなんてっ! でも、これからも少しずつ開拓して、安くて美味しいロカンタを発見したいと思います(体重と相談しながら)。

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