2007-07-08

語学学校Tomer/トメルへ行く




2007年06月26日17:16

 アンカラ到着第2日目、朝5時頃に目が覚めて、まずは友だちにメール(改めて、ネットが繋がっていることに感謝)。その後、母親に電話し、Skypeで音声通話してみました。特に音声が途切れることもなく快調、快調。母親が言っていましたが携帯でも話せるし、Skypeでも問題ないので『遠い所にいる気がしない』と。わたしもトルコにいるのに、あんまり離れていると実感しません。むしろ日本にいるときより頻繁に連絡するので距離的には近かったりして(苦笑)。

 朝食はなんとなく食べる気がせずチャイだけ飲んで一服していると、高校で英語の先生になりたいのだというBurcu/ブルジュさんがやってきて、今日クズライ(トメル)に行くなら、いっしょに行きましょうか?と誘ってくれました(すごくクールな感じのとびきり美人!! わたしとはそれほど喋っていないのに、手伝ってあげるよ感いっぱいで感謝)。その言葉に甘え、寮の近くのAsti/アシュティという地下鉄(アンカライという名前がついているけど、みんなメトロと呼ぶ)に乗ってアンカラのセンター・クズライへ。クズライへは駅の数でいうと6つで、10分くらいでクズライに到着しました。彼女の案内でそのまま歩いてトメルに無事到達。彼女の通う学校はまったくの反対方向だったにも関わらず、わたしが迷うといけないと思ってトメルの前まで案内してくれたのでした。ちなみに彼女は行きのメトロのチケットだけでなく、帰りのぶんも買ってくれたのです(泣謝。

 さぁ、ここから1人。頼る人はいません。早速トメルの事務所に上がって“英語”で、7月からのコースに入りたいと伝えると、ここにはそのコースはないからTunali/ツナル校へ行け、とのこと。一応、アドレスを書いた紙をくれたけど、見知らぬ土地の所在地なんて分かる訳もなく、1階にいた警備のおじさんにアドレスを指差しながら拙いトルコ語で質問してみました。おじさん曰く「この道をまーっすぐ行って、そしたら大きなジャーミーがあるから、そこを右の方に行って20分くらい歩きなさい。そしたら大きな通りに出るから、それが学校のある通りだよ」。

 時間だけはたっぷりあるので言われたとおり道を歩き、途中で道ゆく人にも聞きながら進んでいくと、言葉のとおり大きなジャーミーが。せっかくだから寄って行こう、とジャーミーに向かって進んでいくとなぜかショッピングセンターに突入。ここを抜ければ行けるはず、、、と中をウロウロしたけど、出口を発見できず。仕方なく入り口に戻って再び警備の兄ちゃんに尋ね、無事ジャーミー到着できました(なぜか、ジャーミーの下に大きなショッピングセンターがある……不思議。でも反対側からが本当の入り口です)。

 このジャーミーがめちゃくちゃ大きくて、スルタンアフメット(ブルーモスク)の倍はあるんじゃなかろうか、という大きさ。人も少ないし、ひととき心を落ち着ける時間が持てました。※実際はスルタンアフメットの方が大きいそう。
※写真は、その大きなジャーミー、Kocatepe Camii/コジャテペ・ジャーミー。外観よりも内観がすごかった。1階の後方と2階、3階は女性専用席。上がってみたら男の人が本を読んでいたけど。

 さて、ジャーミーで気持ちを落ち着けて再び道ゆく人に尋ねながらTomerのツナル校を目指しました。学校のあるTunali Hilmi Caddesi/ツナル・ヒルミ大通りまでは確かにそれほど遠い距離ではないのだけど、クズライ校からずーっと上り坂。時間も既に昼前だったので歩くのは結構つらかったです。朝早い時間で、太陽が照りつけていなければ充分歩ける距離なのですが。
 で、無事ツナル校に到着。さぁ、申し込もう!と鼻息も荒くその旨を伝えると、いまひとつ英語が通じない。英語のできるスタッフが出てきて意思疎通できたと思ったら、まだ申し込みできないと。申し込み受付は水曜日からだから、また水曜日に来て、とのこと。はぁ〜? そりゃ確かに何も確認せずに来たわたしがバカだったけど、申し込みくらいできるんじゃねーのー?と多少の不満は抱えつつ、ここで食い下がってもどうにもならなさそうと判断し、素直に引き下がりました。水曜日に来いって言うなら水曜に来ればいいことだし。

 帰り、トメルのスタッフにバスの乗り方を聞いたけどバス停のサインを見逃し、再びクズライへ炎天下行脚。途中でバス停を見つけ飛び乗ったらカード支払いのみのバスでお金が使えず。運転手さんはもういいよ、、、と言ってくれたけど、まだモジモジしていたら一番前に乗っていたおばあさんが自分のカードで支払いをしてくれたのでした(はぁ〜、きょうは一体何人からこんな親切を受けてしまったのだろう?)。クズライでも少し迷ったけど、なんとか地下鉄にも乗れ、寮に帰ってくることができました。

 たくさんの人の好意に甘え、助けらた1日。日本だけじゃなく、世界中のどこにいても、こんなふうに人に接することができれば。助けられる側じゃなく、助けてあげられる立場に自分がいたら、こんなふうに自然に、スマートにふるまいたいなー。

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